「患者さんの手助けを続けたい」

-森上さん

森上さん

 

健康であることが自慢の人生だったのですが、61歳の時ゴルフをしていて上り坂で妙に息切れしました。最初は年かなあ、という程度でしたが、通勤時、駅に入ってきた電車に間に合うよう小走りになった時にも息切れがし、なかなか収まらなくなりました。その直後に受けた人間ドックで「心電図上、異常が見られる」といわれたのです。

病院での診断で血管が詰まっていることがわかり、バルーン治療とステント治療も受けました。しばらくたって受けた検査中に、心室細動が起きました。カテーテル検査の最中で、自分は「検査中に寝てしまった」というくらいの自覚でした。しかし心停止が起きていたそうです。

心室細動は再発するのかどうか、予測がつきません。最初は幸運にも病院内でしたが、独りでいる時に起きる可能性もあります。主治医に「お守りだと思ってICDを植込んだらどうですか」と勧められました。自分ではなかなか決心がつきません。苦しんで倒れたわけではないし、そんな機械を入れても大丈夫なのかという漠然とした不安感もありました。結局、医師の勧めと家族の「先生もいうのだから入れたらどうですか」という後押しで決意しました。

自分が病気になって初めて弱者の立場がわかりました。周りが見えてくるといえばいいのでしょうか。同じ病気に悩む人たちの役に立ちたいと考え、患者会の仕事もこなしています。ICDのことをもっと知ってもらう活動や会員に治療の情報を伝える仕事を通じて、患者さんの手助けを続けたいと考えています。

注:治療法はどなたにでも有効というわけではありません。詳しくは主治医とご相談ください。

Last updated: 22 Sep 2010

Section Navigation

Japan