
手術の最中、先生にいわれグーチョキパーをしました。できました。うれしかったです。そのまま何回も続けました。次の日には病院の中の売店まで自分で歩いて行けました。たとえようもないくらい信じられなかったです。それまではほとんど寝たきりの状態が続いていたのですから。
パーキンソン病を患ったのは、25、6年も前のことです。
最初は手がしびれ、歩くときも足がひきづられるような感じでした。勤めていた工場はやめざるをえませんでした。薬を飲んでも好転はせず、そのうちにトイレが隣にあっても足踏みが続いて行けなかったり、足は曲がって伸びなくなる状況にまで進行し悲惨でした。薬を飲んでも効き目は30分程度のこともありました。
頭の中にリード線を埋め込むという手術のことは先生から聞きました。正直、怖かったです。先生が二度とその話題に触れないように祈りました。でもある時、通っていた病院で悪い状態だった患者さんが名前を呼ばれて普通に歩いて診察を受けたのを見て、衝撃を受けました。あんなふうに回復するのなら手術を受けてみようかと決心しました。
今は自宅近くの菜園で収穫した農作物を料理したりします。自由に動けることのありがたさをかみしめています。
注:治療法はどなたにでも有効というわけではありません。詳しくは主治医とご相談ください。