パーキンソン病は震え、動作緩慢、小刻み歩行を主な症状とする病気です。日本では人口10万あたり100~150名の患者さんがいると言われています。パーキンソン病は神経性の運動障害であるため、現在のところ根治する治療法はまだありません。しかし、脳深部刺激療法(DBS)は、パーキンソン病関連の症状を抑えることが分かってきています。
パーキンソン病は65歳以降での発症が多数を占めますが、発症者の約15%は50歳になる前に発症する「若年性」パーキンソン病です。
パーキンソン病は時間の経過とともに進行するので、徐々に自由が効かなくなり、入浴や着替えなどの日常活動が困難になっていきます。パーキンソン病の症状の多くは、運動機能、すなわち筋肉や動きをコントロールする機能に関係しています。
パーキンソン病は、次のような4つの主症状があります。
パーキンソン病は黒質という脳の小さな部分が変性することで生じます。黒質の脳細胞が死んでいくにつれて、脳の情報伝達物質ドパミンが失われていきます。
ドパミンは、動作を司る脳細胞同士の情報伝達を可能にするものであるので、ドパミン量が低下するとパーキンソン病の症状が現れます。アメリカのナショナルパーキンソン財団の研究によると、パーキンソン病の症状が現れる前にドパミン産生細胞の80%が失われているということです。
パーキンソン病は時間の経過とともに進行していきます。パーキンソンの患者さんはいすから立ち上がったり、部屋の中を移動するといった日常生活が困難になります。症状がさらに進行すると、車椅子が必要になったり、寝たきりになる患者さんもいます。
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