パーキンソン病について

パーキンソン病は震え、動作緩慢、小刻み歩行を主な症状とする病気です。日本では人口10万あたり100~150名の患者さんがいると言われています。パーキンソン病は神経性の運動障害であるため、現在のところ根治する治療法はまだありません。しかし、脳深部刺激療法(DBS)は、パーキンソン病関連の症状を抑えることが分かってきています。

定義と症状

パーキンソン病は65歳以降での発症が多数を占めますが、発症者の約15%は50歳になる前に発症する「若年性」パーキンソン病です。

パーキンソン病は時間の経過とともに進行するので、徐々に自由が効かなくなり、入浴や着替えなどの日常活動が困難になっていきます。パーキンソン病の症状の多くは、運動機能、すなわち筋肉や動きをコントロールする機能に関係しています。

パーキンソン病は、次のような4つの主症状があります。

  • 振戦(手や足、頭または全身の不随意性の震え):パーキンソン病で最も認知されている症状である。振戦は、1本の指が時折震えるという状態に始まって、最後には腕全体に拡がります。特に初期では、振戦は身体の一部や片側に生じます。パーキンソン病の人すべてが振戦を生じるわけではありません。
  • 筋強剛(四肢や関節が固くなるまたは柔軟性がなくなる):パーキンソン病に多いのは足や首に始まるパターンです。筋強剛はほとんどの患者さんに生じます。筋肉が緊張して収縮し、痛みやこわばりを感じる患者さんもいます。
  • 動作緩慢または無動(動きが遅くなる、または動きがなくなる):動作緩慢は典型的なパーキンソン病症状の1つです。パーキンソン病の患者さんは時間とともに前屈姿勢になり、足を引きずってゆっくり歩くようになります。最終的に、動作を始めたり、維持する力を失います。さらに長い時間を経過すると無動または「フリーズ」するようになり、まったく動けなくなります。
  • 姿勢反射障害(バランス取りと調節の障害):姿勢が不安定になった人は猫背になり、頭部は下を向き肩はだらりと垂れます。前屈みや後ろ屈みになってしまうことから、転んで怪我をすることがあります。後ろ屈みになっている人は、「後方突進」、すなわち後ろによろめく傾向があります。

原因とリスク要因

パーキンソン病は黒質という脳の小さな部分が変性することで生じます。黒質の脳細胞が死んでいくにつれて、脳の情報伝達物質ドパミンが失われていきます。

ドパミンは、動作を司る脳細胞同士の情報伝達を可能にするものであるので、ドパミン量が低下するとパーキンソン病の症状が現れます。アメリカのナショナルパーキンソン財団の研究によると、パーキンソン病の症状が現れる前にドパミン産生細胞の80%が失われているということです。

パーキンソン病は時間の経過とともに進行していきます。パーキンソンの患者さんはいすから立ち上がったり、部屋の中を移動するといった日常生活が困難になります。症状がさらに進行すると、車椅子が必要になったり、寝たきりになる患者さんもいます。

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。

Last updated: 26 Jan 2012

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