Q&A – 弁置換手術

手術後どのくらいで通常の活動ができますか?

回復に要する時間は、全体の身体状況など様々な要因によります。通常は8週間から12週間かかるといわれていますが、それより早い方も長くかかる方もいらっしゃいます。

回復期間中は、徐々に元気になり、通常の日常生活に戻れるようになります。もちろん回復に要する期間は受けた手術の種類、体力、切開した傷の治癒状況などによります。元気になり、健康な生活を取り戻すには、心臓リハビリテーションを受けるとよいでしょう。

機械弁をインプラントされた場合、手術後に薬を飲まなければいけませんか?

手術の後には薬を飲まなければいけません。健康状況、もともとの弁膜症の原因、そして手術内容により服用する薬剤は変わりますので、医師が必要な薬を処方してくれます。

機械弁をインプラントされた場合、血液の抗凝固薬を処方され、一生服用しなければなりません。これにより血栓形成を防ぎ、重度の健康被害のリスクを減らします。

抗凝固薬は血液が凝固するプロセスを遅らせることで血栓を防ぐため、切り傷やひっかき傷などでも通常より出血が止まるまでに時間がかかります。医師の指示に従って服用し、怪我などに注意して日常生活を送ってください。

他の手術や歯科処置を受ける場合には抗生物質を飲む必要があります。歯のクリーニングなどの簡単な処置でもバクテリアを払い落とし、弁に感染を引き起こす可能性があるためです。そのため、人工弁手術を受けていることを医師や歯科医に伝えてください。

生体弁をインプラントされた場合、手術後に薬を飲まなければいけませんか?

状態により血液を固まりにくくする(抗凝固)薬が必要かどうか決まります。生体弁では抗凝固薬の服用は通常最小限ですみます。術後回復期には抗凝固薬が処方されますが、その後は個々のリスクファクターを評価して抗凝固療薬の服用を継続するかどうか、医師が判定します。

生体弁は抗凝固薬を必要性が少ないので、妊娠希望の女性、高齢の方、そして抗凝固薬の服用に向いていない方に適した弁といえます。

他の手術や歯科処置を受ける場合には抗生物質を飲む必要があります。歯のクリーニングなどの簡単な処置でもバクテリアを払い落とし、弁に感染を引き起こす可能性があるためです。そのため、人工弁手術を受けていることを医師や歯科医に伝えてください。

弁置換手術に伴うリスクはありますか?

リスクによって、ときに再手術を要したり、また死に至ることもあります。治療の利点とリスク、起こりうるリスクについて、医師によく相談してください。

人工弁は音がしますか?

すべての機械弁は小さな音がします。機械弁の開閉時に2つのカチッカチッという音がします。この音は人工弁が正常に機能していることを意味しますので、多くの患者さんに安心感を与えます。

生体弁はどのくらいもちますか?

生体弁は本来の患者さんご自身の弁のように徐々に劣化します。年齢や健康状態によって大きく異なりますが、通常、生体弁は7年から15年程度もつといわれています。1-2。一方で、20年以上もつこともありますし、残念ながらさまざまな理由で数年もしくは数ヶ月で弁を置き換える必要が出てくることもあります。2-3。患者さんのさまざまな要因が影響しますので、医師とよく相談してください。

CT検査やレントゲン検査を受けても大丈夫ですか?

通常の人工弁の場合、CT検査やレントゲン検査を受けても問題ありません。

MR検査を受けても大丈夫ですか?

通常の人工弁の場合、MR検査を受けた際の安全性は確認されています。

空港の保安検査を通過できますか?

通常、置き換えられた弁に対して空港の保安検査は何の影響もありません。また、セキュリティの厳しさにもよりますが、通常では保安検査のアラームを作動させることもありません。

参考文献

  1. Mosaic® Bioprosthesis: Ten year Clinical Update. ©Medtronic, Inc. 2007.
  2. David TE, Ivanov J, Armstrong S, Feindel CM, Cohen G. Late results of heart valve replacement with the Hancock II bioprosthesis. J Thorac Cardiovasc Surg. 2001; 121:268-278.
  3. Butchart EG, Hui-Hua L, Payne N, Buchan K, Grunkmeier GL. Twenty years' experience with Medtronic Hall valve. J Thorac Cardiovasc Surg. 2001; 121:1090-100.

 

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。

Last updated: 22 Sep 2010

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