アデノイド切除術の効果とリスク

効果

アデノイドを除去する他の方法に比べ、マイクロデブリッダーを使用したアデノイド切除術では、お子さんが再び中耳炎にかかる可能性が低くなります1。また、次のような効果もあります。

  • 的確な組織除去―鉗子を使用した方法など他のアデノイド切除術では、切除する組織の量をコントロールすることが困難である場合があります。切除量が多すぎると、近くの組織にダメージを与えて合併症の原因となります。一方、切除量が少なすぎると、アデノイドが再び大きくなる可能性があります。マイクロデブリッダーを使うことで、より容易に切除コントロールを行うことができるようになります。
  • 失血量が少なく、より迅速な処置―あらゆるアデノイド切除術にはある程度の出血が伴います。しかし、マイクロデブリッダーを使用することで、術中の出血量が若干少なくなります。また、執刀医が手術を素早く行えるようになります。この点については、アデノイドがかなり大きい場合に重要になります。
  • 手術部位の視認性とアクセスが改善される―マイクロデブリッダーと内視鏡を使用することにより術中にアデノイドを直接見ることができるため、執刀医は組織の切除を素早く、安全に、そしてより高精度に行うことができます。マイクロデブリッダーでは、従来到達が難しかった部位へのアクセスが容易になります。

リスク

執刀医はより容易な切除コントロールが得られ、目的の部位をよりよく見ることができるので、マイクロデブリッダーを使用したアデノイド切除術に伴うリスクは、他の方法に比べ低くなります。合併症もまれであり、起こったとしても通常は軽度なものです。

出血は最も一般的な合併症ですが、きわめてまれです。通常、術後にアデノイドが位置する部位の表面に軽度の感染が起こります。そのため、1週間ほどは口臭が生じます。重度の感染症はまれです。

参考文献(英語のみ)

  1. April M, Ward R, Bent J. Power-Assisted Adenoidectomy in the Treatment of Chronic Otitis Media with Effusion. Poster Presentation at American Society of Pediatric Otolaryngology, May 4, 2003, Nashville, TN.

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Last updated: 22 Sep 2010

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