Q&A―鼓膜チューブ挿入術

なぜ鼓膜チューブが必要なのですか?

お子さんの耳管が、中耳からのどへと滲出液をうまく排出できないときがあります。滲出液が鼓膜の奥でたまると、細菌が増殖することがあります。これが、中耳炎の始まりです。中耳炎が治った後にも、滲出液がそのまま鼓膜の奥に留まることがよくあります。

滲出液が排出されるようして中耳炎の再発を防ぐために、きわめて小さな鼓膜チューブ(ベンチレーションチューブ)を鼓膜に入れます。

正常な耳

拡大 - 正常な耳

中耳炎を起こした耳

拡大 - 中耳炎を起こした耳

耳管とは何ですか?

耳管とは、中耳とのどの後部をつないでいる管で、2つの働きがあります。第1に、中耳内の気圧を耳の外部の気圧と等しく保ちます。この働きによって、耳がよりよく聞こえます。第2に、滲出液が中耳からのどへと流出するのを助けます。

小さなお子さんでは、耳管は小さくて細く水平に近くなっています。このため、細菌が喉から耳へと移動しやすく、耳管がつまりやすい傾向にあります。ほとんどのお子さんは、6歳ごろには耳管が発達して成人に近くなり、中耳炎にかかりにくくなります。

鼓膜チューブの利点は何ですか?

鼓膜チューブは滲出液を中耳から排出し、中耳炎が再発する可能性を低くします。

どんなときに鼓膜チューブを使いますか?

通常、お子さんに次の状態がいくつかみられる場合に、鼓膜チューブの使用が勧められます。

  • 4ヵ月以上続けて中耳に滲出液がたまっている。
  • 両耳に滲出液がたまっている。
  • 反復性の中耳炎に対して、数ヵ月間の継続的な抗生物質を含む外来治療を行っても効果がない。

子どもが再び中耳炎にかかるのを防ぐにはどうすればよいですか?

通常、再発する耳の滲出液の貯留と中耳炎は、耳管がつまることが原因で起こります。その他にも、お子さんの状態を悪化させる要因がいくつかあります。

  • タバコの副流煙
  • 寝転がって飲み物を飲むと、液体が中耳腔内に流れ込んでしまう可能性があります
  • 花粉症などの鼻アレルギー、喘息、湿疹、食物アレルギーが、中耳における頻繁な滲出液の貯留の原因となる可能性があります
  • 肥大や腫脹を起こしたアデノイド

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。

Last updated: 22 Sep 2010

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