インスリンポンプ療法を受ける

血糖値の急激な変化は身体にとって過酷で、食事や日常的な活動ができなくなる可能性があります。インスリンポンプは、患者さんの血糖変化の傾向や生活に合わせて30分ごとに0.05単位刻みで医師によってプログラムされたインスリン量を24時間持続的に注入したり、食事や高血糖でインスリンの追加が必要な場合に簡単な操作で0.1単位刻みで投与できる機能を有しています。血糖コントロールが向上すると、健康の維持、合併症の回避、より充実した生活が可能になります

インスリンポンプを使用したい場合は、まず医師に相談してください。現在の医療制度では、インスリンポンプは保険診療の範囲内で血糖測定器等と同じように病院から患者さんに貸与される形で提供されています。

インスリンポンプ療法を受けるには 

インスリンポンプ療法は、機械さえ身につけていれば血糖コントロールがよくなるというものではありません。効果は実証されていますが、使用にあたっては下記の項目(出典1)に あてはまっていることをご確認ください。

  1. 厳格な血糖コントロールの重要性を理解し、治療への意欲や熱意がある。
  2. インスリンポンプのしくみを理解し、操作することができ、トラブルに対処できる。
  3. 常にポンプを装着するというストレスに耐えることができる または 対処することができる。
  4. 1日4回以上の血糖自己測定ができ、その結果を血糖コントロールに反映させることができる。
  5. 清潔操作を行うことができる。
  6. 重度の視力障害、聴力障害がない。
  7. 重度の糖尿病合併症がない。
  8. 家族の理解と協力が得られる。
  9. 医療者側がインスリンポンプ治療に習熟し、常にサポート体制をとることができる。

出典

1.      小林正編集 インスリン療法マニュアル第4版. 文光堂2008 第7章 持続皮下インスリン注入療法(CSII)

 

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。

Last updated: 6 May 2014

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