おそらく下記の理由から、主治医は冠動脈バイパス手術を勧めていると思われます。
詳しいことは主治医に確認、相談してください。
バイパス手術は冠動脈疾患の外科的治療として確立しており、閉塞した冠動脈を迂回して血流を確保する方法です
外科医はグラフト(冠動脈につなぐための動脈や静脈)を患者さんの足や胸から採取し、そのグラフトを用いて片端は閉塞した冠動脈病変部の上側に、もう片端はその下側に吻合されます。この方法によって血流が滞っていた心筋部分に、再び血流を確保することができます。
従来の冠動脈バイパス手術はオンポンプと呼ばれ、完全に心臓を停止して手術を行なうので、外科医はより確実にバイパス吻合をすることができます。手術中は人工心肺装置があなたの代わりに血液循環と呼吸の機能を担っています。
心臓を動かしたまま手術をするオフポンプと呼ばれるOPCAB手術は、手術中もずっと心臓が拍動しています。この動いたままの心臓に血管を吻合するので、できるだけ手術がし やすいようにスタビライザーと呼ばれる器具を用いて、吻合しようとする部位だけ固定します。またハートポジショナーと呼ばれる器具は、心臓の位置を動かして目標とする冠動脈部位を露出するために使われます。
人工心肺装置とは:
人工心肺装置では、全身を循環した血液が専用の器具に回収され、特別なフィルター濾過によって二酸化炭素や他不要物が取り除かれます。酸素が添加され、必要な温度に調節された血液は、血液循環回路を経て、再びゆっくりと全身血流に戻されます。
拡大 - 図:スタビライザーとハートポジショナーを用いた心臓固定法
手術により狭心症状が改善し治療効果が実感できるまでの期間は人により異なります。主治医が患者さん個々の術後の経過を観察し、その評価に基づく適切な指導を行います。
術後の回復には、患者さんによって異なりますが、通常は1~2ヶ月を要します。この間、体力は徐々に回復し、次第に通常の日常生活に復帰できるようになります。
また回復の速さは、受けた手術の種類、患者さんの全身健康状態や傷の回復具合などによって異なりますが、一般にリハビリテーションは回復を早めます。
手術後も薬を飲む必要がある場合もあります。それは患者さんの健康状態や手術前の冠動脈病変の状態によって異なります。主治医が必要と判断すれば薬が処方されるでしょう。
本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。