Q&A  -脊髄刺激療法

トライアルで脊髄刺激療法の効果をどのようにして判定するのですか?

トライアルを受ける前に、患者さんの痛みが半減した場合の活動目標について医師と話し合ってください。実際にトライアルを受けてみて、脊髄刺激療法により痛みがやわらいでいるかだけでなく、活動レベルが向上したかを患者さんが判定します。トライアル終了後、医師と相談のうえ、患者さんは脊髄刺激療法の効果判定を行います。

脊髄刺激療法では、なぜトライアルが必要なのですか?

脊髄刺激療法は、個人によってその効果が大きく異なるため、本植込みを行う前にトライアルを行うことによって、患者さん自身が治療を評価することが重要です。トライアルは、本植込みに比べて比較的低侵襲な方法で行うことが可能です。トライアルで十分に効果を確認した上で患者さんの希望の元に本植込みを行うことが治療の成功につながります。

トライアルの期間はどれぐらいかかりますか?

刺激感に慣れた状態で適切に効果判定を行うため、一週間程度の試験刺激期間を設けます。

トライアルで痛みはありますか?

リードを留置する際は、局所麻酔を投与します。この手技の間、場合によっては不快感があり、麻酔が切れると切開部位が痛むことがあります。手術後の試験刺激期間に痛みや不快感はほとんどありません。

本植込みとトライアルでは痛みのやわらぎかたは同じですか?

本植込みでリードを植込みなおす場合は、リードの微妙な位置によって、トライアルのときとは痛みのやわらぎ具合が異なることがあります。医師は痛みをやわらげるために、リードの位置を調節することも可能です。

トライアル後、本植込みまでどれぐらいの期間がありますか?

患者さんや医師の事情によって、トライアルから本植込みの期間はさまざまです。トライアルで治療効果を確認できたら、本植込みをいつ行うかは医師とご相談ください。

本植込みでは、どのような麻酔が施されるのですか?

通常、本植込みは全身麻酔でおこないます。詳しくは、医師とご相談ください。

脊髄刺激療法にかかる平均入院日数はどれくらいですか?

平均してトライアルと本植込みで2~3週間の入院が必要になりますが、施設によって入院日数が異なります。詳しくは、医師とご相談ください。

傷の大きさはどれくらいですか?

本植込みの場合は、切開は二箇所必要となります。腹部の刺激装置を収める部分で、もう一方は背中側にリードを挿入する部分です。いずれも約5~8cmです。トライアルについては、手技が異なることがあるため医師にご確認ください。

脊髄刺激療法に関して、考えうる合併症にはどのようなものがありますか?

最も多いのが、活動レベルが上がることによってリードの位置がずれることです。リードの位置がずれると痛みをやわらげる刺激感が変わってしまいます。また、接続不良になった場合も刺激感が変わります。こうした場合は、プログラミングや外科処置によって刺激感が再現できることがほとんどです。これ以外には、刺激装置の植込み部分の違和感、感染なども考えられますが、生死に関わる合併症は非常に稀です。その他の合併症については、医師にご確認ください。

脊髄のどの位置にリードを留置するのですか?

痛みの場所に応じて、リードを留置する位置が決められます。リードを留置する際には、手術中に医師と患者さんが言葉を交わしながら、最適な位置を決めていきます。

植込まれた機器から音が聞こえたり、目立ったりしますか?

植込まれた機器は音を一切出しませんので音が聞こえるということはありません。また、衣服の上からは植込まれた機器が目立つことはほとんどありません。

植込まれた機器は抜去することができますか?

脊髄刺激療法は、必ずしもすべての人が一生受け続けるというわけではありません。病状が進行して他の治療に進むことや、痛みが改善して不要になることもあります。脊髄刺激療法は神経を傷つけない治療なので、必要でなくなった場合は機器を抜去することができます。

脊髄刺激療法は、保険適用されていますか?

日本では、1992年より保険適用されています。自己負担は他の治療と同様に70歳未満で3割、70歳以上で1割となっています。自己負担金額が高額になる場合は、「高額療養費制度」を利用することができます。詳しくは、健康保険組合にご確認ください。

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。

Last updated: 22 Sep 2010

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